オービュッソンのタペストリー
オービュッソンのタペストリー
フランスで18世紀のオービュッソン・タペストリーに出会いました。西ヨーロッパの気圏,フランドル地方からノルマンディー,プロヴァンス,イタリアなどの古手の品々を華麗に扱う女性の骨董商から譲り受けました。
フランス中部の小さな村、オービュッソンにタペストリーが齎されたのは600年前まで遡ります。数千人という小さな規模の村がフランス最高峰のタペストリー産業を担っていた。緻密な繊維彫刻のような美しい佇まいには目を見張るものがあります。
現在では古いオービュッソンのタペストリー自体手にすることはとても難しい。
今回は部分を美しく繋ぎ合わせた装丁品を見つけることができました。城内壁面にかけるような大袈裟な気配は息を潜め個人的な視点で残されたブーケ絵は僕にとって理想の品と感じました。色彩とモチーフの調和に大切に残されてきたことを感じます。
古い繊維の味わい深い表情や手触り、緻密な織、オーラを感じる空気感。
歴史がそこにある、という実感が見つめるほどに伝わる一品です。
サイズも室内絵画の大きさ、飾りやすさも魅力的です。
France Aubusson 18世紀
50×30.5
¥77,000価格