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藍染の大判苧麻(からむし)布

 

美しい大判古布を見つけました。

見つけた当初と麻だと思いましたが実は上質な苧麻の藍染だったのですね。

いわゆるカラムシ織で最上級の繊維織物なのです。

 

希少な伝統工芸でその現状を伝えるドキュメンタリー映画

"からむしのこえ”をご覧になった方もいるかもしれません。

 

畑を守り、栽培、収穫、染色と地性文化が美しい織物を生み出す。

独特のハリがあり、とてもしなやかな質感。とても嬉しい出会いでした。

当時の織り機の幅の布をつなぎ合わせた大判布でこれほどのサイズ感で

見つかることはなかなか無いでしょう。

 

加えて修復もかなりうまい。直しをこれ見よがしにせず、あくまで元の景色を尊重する美しい手仕事。裏に継ぎ当てがありますが、表からはほとんど感じない。何とも気品を感じる修復です。それはカラムシという素材がどれほどに美しいのかを伝える考えによるものだと推測します。

 

藍の色彩,格子のモダンなデザイン。どれをとっても完璧と思わせる佇まいなのです。日本の美しき伝統を感じています。

 

日本 明治期

 

size

 

約154×122

  

    ¥0価格
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