- atlasantiques
- 5月4日
- 読了時間: 2分
買付けから戻って慌ただしく過ごしていました。やっと手元の手帳を開いて記憶を辿りながらキーボードをカチカチと叩いている次第です。
本当ならフランス滞在中に恥じらいもなく生の感情ありったけ乗っけのスピーディな更新をしたかったのだけれど。移動と梱包に追われてしまい毎日バタンキュでした。今すぐに思い出すのは梱包から逃げて茹でた即席ペンネとジェノベーゼの香り。疲労感に染みる冷えたクローネンブルク1664。こんなどうでもいい(本当どうでもいいな 笑)記憶が案外愛しい旅の記憶だったりするから不思議です。
それこそ二週間足らずを胸を張って旅と言っていいのか?というツッコミが聞こえてきそうだけれど、そこは置いておいて備忘録を。
南仏のアパートに着いていつものように少し待たされて管理人のスアドが遠くから手を振って満面の笑みで出迎えてくれた。もーポリスが邪魔で駐車できなくって!元気だった?鍵開けるわね、もう勝手もわかってるしいいわよね。もー疲れた、はいシーツも完璧ね、全部いつも通り!はいじゃあ良い滞在をね!なんかあったら連絡ちょうだいね!その間僕はずっと笑顔。ホッとする。スアドは鍵番なのにいつも何故か大きなリュック背負ってる。いつも一生懸命で元気だ。ニコッと笑って鍵を渡し一目散に帰っていく。チャーミングな恒例の景色だ。こんな風に僕の買付けはスタートする。飛び石のような滞在の最初の拠点。空っぽの冷蔵庫に食材を揃えること、じっくりシャワーを浴びる。まずはフライトの疲れを癒すために深い睡眠をとること。明日からのもの探しに集中しよう。ボレーを開けて空気を入れ替えて、さてまずは眠ることから始めよう。
続く
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