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更新日:2024年12月21日

先日無事に帰国しました。結局帰国日もぎりぎりまで蚤の市で仕入れをしてしまった。

実は後半のパリ滞在は当初予定してなかった。仕入れのタイミングが重なり急遽南からパリに来たのだった。


前半のパリ滞在で常宿のスタッフ・クリステルにまた来年!とさよならを告げたばかりなのに、また舞い戻ることになった。


彼女はいつもの部屋より少し広めの部屋を同じ料金で用意してくれていた。急遽だったのに優しい。沁みる。何も問題ないのよ,おかえり、とチャーミングな笑顔で迎えてくれた。ありがとう。


思いがけずの予定変更、諦めていたモディリアーニの展覧会にも行くことができた。場所はリュクサンブール公園の脇にポツンと佇むザッキン美術館。ここは実際にザッキンが妻と暮らしていた住居兼アトリエだ。見落としてしまいそうな素っ気ない入り口、続く小径の先にその美しい建物がある。(この建物だけでも見る価値あり)


ザッキンとモディリアーニ。モンパルナス。


彼らのパリでの出会いを紐解くこの展覧会は不思議なほど調和していた。


一見,プリミティブなモノからのインスピレーションや、当時の流行を部分的には共有しながらも、深層では相対し見つめる世界の明らかな違いを感じた。


けれど作品が同じ場所に並ぶと,互いを補完し合うような気持ち良さを生み出していたように思う。それは彼らの友情が短い期間で実った理由の一つのような気がする。


同じ場所に並ぶからこそ見えた個人的な発見だった。鑑賞後になんだか多幸感に満たされたのも、そんな理由からだったかも。


もしフランスに行かれる方は是非行ってみてください。良い展覧会でした。


そんな風に気持ちの良い気分でフランスを後にできた今旅。ミツバチのようにせっせと働きました。途中お世話になった人達にも感謝感謝


さぁ!次は集めた品々を開封しよう!


 
 
 

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